言葉綴り 2

愛とは肯定すること
愛するとは肯定する努力



キューブラロスは「命の唯一の目的は、成長し続けることにある。」
と述べています。そして、「究極の学びとは、無条件に愛し、愛される方法を身に付けることにある」と書いています。
マザーテレサは
「You have only to say Yes to God.」すべてに対して「はい」と言う大切さ、即ち、すべてを肯定する意味を説いています。


今日、何回否定する表現をしたでしょう。
今日、何回非難や、批判をしたでしょう。
今日、何回人の悪口を言ったでしょう。


人生はイエスなのです。

良医を育てるシステム作りを早急に

仙台で起こった準看護士筋弛緩剤殺人未遂事件は、終末期医療に携わっている私にとっては衝撃的事件であった。

この事件をニュースで聞き、京都の医師が同じ方法で安楽死事件を引き起こしたのをすぐに思い出したのは、私だけではあるまい。もし、今回の事件が京都の事件にヒントを得ているとすれば、医師は自分達の行為がコ・メディカルに及ぼす影響力の強さを再度認識しなければいけない。

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21世紀の社会保障 ―医療と福祉が寄り添うために―

社会保障とは、その地域の人々が共有する意志や思想を具現化したものであり、その国の社会経済の反映である。

20世紀における社会保障の最大の目的は、人間の英知を集約し病気と貧困を原因とする死を遠ざけようとすることであった。

現在、我が国では、貧困の問題はほぼ解決され、世界一の長寿国となり、当初の目的であった「貧困と病気」は曲がりなりにもある程度達成できたと言って過言ではない。

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この世を去ろうとしている患者さんの見舞いの方へ

韓国の医師で詩人の姜晶中(カンジョンジュン)氏は「実った果実の味から人々は過ぎ去った季節のことを後になって知る」と、書いています。

患者さんは病気が発病してから、ご本人の強い意志と皆様の支えを杖に、現在まで精一杯頑張ってこられました。
私共堂園メディカルハウスのスタッフも可能な限りサポートしてきました。

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もう少し早くお願いします

癌治療に携わる医師へのメッセージー
堂園メディカルハウス 堂園晴彦 吉見太助 吉田恵子

1. はじめに

1996年11月に有床診療所で終末期医療をはじめた。外来は癌の患者のみでなく風邪や妊婦、また、心身症の患者も多く、町の気楽に立ち寄れる総合有床診療所の感が有る。

入院患者の約7割は癌の患者であるが、約3割は慢性疲労症候群、不安神経症、悪阻等色々な病気が原因で入院しており、駆け込み寺的な役割りも担っている。ホスピスマインドは、癌の患者のみでなく、風邪の患者に接する時も必要な心であり、堂園メディカルハウス(以下DMH)は心のケアをしてくれるのでと噂を聞いて来院する患者も少なくない。予想しなかった反響である。

一方、多くの医師はホスピスは、最期の最期に行くところであるとの認識が強く、患者本人や家族がDMHへの転院を強く希望しても、まだホスピスに行くには早い、あそこは死ぬ所だという説明をし、患者はぎりぎりになって来院することが多い。今回の論文がこのような状況を打破する役割りを担えばと思う。

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「別れの時に」

この世を旅立った人から話を聞き、詩を作りました。

-旅立つ人を見送る時に-

大切な人との別れの時が近づいています

残された時間はわずかかもしれません

もうすぐいつもいるはずの場所を探しても見つけられなくなるでしょう

このことに最初に気づくのは新しい世界に入っていく人たちです

もう既に光の世界を垣間見ているかもしれません

あなたにとっては耐えられないほどの悲しみ寂しさでしょう

はかない奇跡にすがりつき旅立ちから目をそむけないでください

混乱に立ち向かう勇気を持ちましょう

その気持ちが旅立つ人への心からのいたわりなのです

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風邪は万病予防の元?

野口整体法の野口晴哉氏は、「風邪の効用」という名著の中で、「風邪は自然の健康法である」と書いている。風邪は万病の元ではなく、万病予防の病気とも言えよう。

元神戸大学教授で精神科医の中井久夫氏によると「重い精神障害を発病した人に、それまでの健康状態について尋ねると、風邪一つひいたことがないといった完全な健康を続けていた人が多い」という。 強迫観念のように「完全な健康」を追い求めて日夜努力している人にとっては、衝撃的な言葉ではないだろうか。

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