令和5年2月17日付で、メルスモン製薬株式会社より「メルスモン注射剤」を来年2月中旬まで出荷停止とする連絡がありました。
今回の出荷停止は、注射剤の成分などに問題があったわけではなく、製造販売承認書の変更手続きが必要になったことが原因になりますので、ご安心ください。
当院でもできる限りの薬剤の確保は行いましたが、皆様に今まで通りの治療を行うと2月中には在庫が尽きてしまいます。
つきましては、大変ご不便をおかけしますが、必要な方皆様が少しでも長い期間注射を打てるようにするために、原則、週に2回までと回数制限を設けさせていただきます。
症状改善に必要な治療ですので、他の内服薬などで継続して治療できるよう対応していく予定です。
メルスモン注射剤に代わるプラセンタ製剤としてラエンネック注射剤もありますが、既にこちらも出荷制限がかかっております。
更年期症状以外でプラセンタ注射を行っていた方はラエンネック注射への切り替えも可能ですが、こちらも在庫がいつまでもつかが明確ではありません。
~ラエンネック注射とメルスモン注射の違い~
・同じヒト胎盤由来製剤ですが、薬剤作成方法が異なります。
・ラエンネックはメルスモンと違い痛み止め成分が入っていないため、注射時に痛みを感じることがあります。
・ラエンネックは肝疾患に対して保険適用になるので、更年期症状の方の治療は自由診療となります。
(診察料500円、1A 1,000円)
保険適用内でメルスモン注射剤に代わる治療をすることも検討中です。薬剤を変えることに関しての不安や疑問がありましたら、どうぞお気軽に診察時に院長または看護師にお尋ねください。
治療が必要な皆様にご希望通りに行うことができず大変残念です。皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
2023.2.20
堂園メディカルハウス
院長 堂園 晴彦