思いは時空を超えて 1

一週間、医学生が実習に来ていました。今日が最期で、感想を述べました。
一人の学生が 「身近な人の死を何人か経験し、『死は怖いものと思っていたが、そこにあるものだ』ということを、学びました」 と、感想を述べました。
僅か一週間弱で深い学びをした学生に、皆感動し、逆に学ぶものがありました。
「技術は未熟でも、患者さんへの思いの深さは負けないようにしたい」
「緩和は治療の一部である」 「ホスピスは暗く、辛い場所と思ったが、患者さんもご家族も明るく、これは、スタッフの力が大きい」 等々、豊な感想を聞くことが出来ました。
私は常々、死は多くのことを教えてくれる。死に逝く人からこそ、最大の学びがあると、思っています。だからこ
そ、多くの研修生を受け入れています。
堂園メディカルハウスでの試みは、小さな受け入れですが、一人一人が成長の場であることを、いつも、思ってい
ます。